退職して後悔しないために

とりわけ医療の現場は激務であることが多い。日勤だけでなく夜勤をこなしていかなければならない職場も多いし、病院によっては夜中に急に呼び出されるということも一再ではない。こうした仕事の大変さから、退職を選んでしまうという人もいる。
しかし、仕事を辞めた後に辞めたことを後悔するということもあるだろう。そういう大変さから逃げたい一心でよく考えもせずに辞めてしまうと、あとあと後悔することにもなりかねないので、そうした仕事の辛さをまずは辞めずに解消できないかということを考えてみるものである。

まず、どうして今の職場に入ったのかを考えてみることだ。スキルをアップさせたいとか、雰囲気がよさそうだったからなど、理由は人によってさまざまだろうが、辞めたいと考えた時にまずはそうして初心に帰ってみると、始めたころの気持ちを思い出すことができたりもする。
やはり医療の現場には、覚悟を持って入ってくるという人も多いので、入って来た当初のことを思い出すことで気持ちが再確認できることも多いのだ。また、不満があるから辞めたいと思うわけであるが、だとしたらその不満を上司に相談してみても良い。
収入が低いとか、勤務時間が不規則など、不満は人それぞれいくらでもあるだろう。そうした不満を自分の中にため込んだまま退職するよりも、上司や同僚に相談することで解決することがあるかもしれない。その職場のすべてが嫌なのではなく、ここを直してほしいというようなところがあるならば、まずは相談してみることが肝心だろう。